Marketing for NPOs

NPOマーケティング研究所 活動理念

「マーケティング」というと、一般的に、民間企業の専売特許のように思われるかもしれませんが、実際に、NPOの活動の中にはマーケティングの要素が多くあります。例えば、高齢者向けデイケアサービスや子供向けキャンプ・プログラムなど、目に見えない無形のサービスを提供して対価を得たり、民間企業と同じように製品を販売して対価を得たりします。さらには、寄付金、会員、ボランティアなど、支援性の経営資源を獲得するという、民間企業にはないNPO独自のマーケティング活動も行なっています。

もちろん、民間企業とNPOを完全に同じ土俵で論じることはできません。民間企業はそもそも営利を追求する存在である一方、NPOはミッションを追及するという点が違います。また、民間企業では、基本的には製品を買う人、もしくはサービスを受ける人がお金を払いますが、NPOではサービスを利用する人とお金を払う人が違うことが多々あります。つまり、サービスの受益者が必ずしもお金を払うというのではなく、寄付者、会員、助成団体、協賛企業などがお金を払うのです。このようなNPOの独自性を考慮にいれなければなりませんが、NPOも民間企業もつまるところは、顧客(お客様)というものを抱え、その人たちの満足度を高め、永続的な関係性を構築していかなければならないという意味ではなんら違いはありません。

NPOで働く人には、誰よりも熱い想いを持っている人がたくさんいます。しかし、目標の達成に向け、きちんとした戦略を持っている人は思いのほか少ないと感じています。NPOに必要なのは、計画性、行動力、継続性の『3K』。計画性は、事業やプロジェクトの実施する前に調査や分析をぬかりなく行うこと。行動力は一歩間違えると衝動力となりますが、限られたリソースを元に、リスクを承知しながら目的必達(成果)に向けて動くという意味です。そして、決めたことはきちんとやり続ける継続性。継続するためには、そもそも計画が必要なのは言うまでもありません。

NPOセクターでは、よく「共感」の重要性が問われます。特に、寄付者やボランティアなどの支援者からの共感は、団体の活動を継続していくうえで不可欠といえます。その一方で、対象が個人というよりも組織である場合、単なる共感ではなく、「説得」⇒「納得」というコミュニケーションを確立できることがより重要となってきます。つまり、企業に対する協賛企画の提案、行政とのパートナーシップ、助成団体に対する助成金申請、さらには、団体内部の理事会や上司などに対する提案など、いかに他人を「説得」していくかというノウハウを身につける必要があります。マーケティング力を見つけるということは、これらNPOに必要な「共感」と「納得」という2つのスキルを身につけるということでもあります。

熱い想いと戦略。

この2つが揃った時、初めてNPOは社会から真に必要とされる存在になれるのではないでしょうか。NPOマーケティング研究所では、そうしたNPOの方々の持つ熱い想いをカタチにするために、マーケティングという武器を提供いたします。